ピンク編


「エッエロすぎる!あんたエロすぎる!」
 エロすぎて失敗した山崎君のエピソード集。
 山崎君はご存じの通りエロだ。筋金入りのエロだ。よって、手足が自由に動く人形気味。せっかっく飾ったのにお客さんはすぐいじる。変なポーズさせてそのままほったらかし!いっつも直してるのは私よ!……そりゃ針金入りだね。
 そんな山崎君はまた鶴が折れなくなった。何度か教えてもらったが、その度に忘れてしまう。
 このまま山崎君が結婚して、パパになったらどうしよう。山崎君は鶴の折り方を知らないのだ。このままでは伝授させようがない。
 さらに山崎君の子供が女の子で中学、高校とバレーボール部に入ったらどうしよう。
「先輩の最後の試合に千羽鶴が折れないじゃないかぁ!」
 山崎君の中では女子バレーボール部は3年生に千羽鶴を折るものだと決まっているらしい。ジグソーパズルの最後のピースのように、それはガッチリはまりこむのだ。女子バレーボール部と千羽鶴はイコールで結ばれている。ガッチリかた結びだ。世に言う必要十分条件。
「なんてエロチックなんだ!」
 山崎君のロマンスはエロだ。始まりはエロだった。そしてもちろん終わりもエロだ。つまりは起承転結すべてエロ。これだけエロに統一するなんて、これはもう、神の領域だ。
「結局、エロすぎて何を失敗したの?」
 そう、それだ。それが今、語るべき問題なのだ。
 エロすぎて服に乳酸飲料こぼしたよ、山崎君。ベタベタ。服ベタベタ。


女の子見てたんだろうね