今時、青いボディに片手が銃の恥ずかしい憲之は、数の子のプチプチ感が好きな子。叩き上げの彼には敵が多い。乳飲み子ですら睨んでくる。
そう言えば、タスマニアデビルに喉元を食いちぎられたこともあったなぁ。
「やーらーれーたー!!」
セイントに同じ技は効かないんじゃなかったのかぁ!?それなのに、僕には思いっきり効いちゃった。テヘッ。
だが、それだけで勝ったつもりになってもらっちゃ困るぜ、アンタ。……アンタ知らないのかい?手負いのマリオは手強いんだぜぇ!……えっ、嘘、僕マリオ?うわぁぁー!帽子にMってかいてあるー。鼻重ぇー!!
その日から僕の手首にはためらい傷が増えていった。
そして、ある夏の日。蝉時雨は一段と増し、強いぞパピコを2つに割る機会が増える。僕は生傷だらけの人と飲み明かし、その人に僕の心の恥部を話した。その人が言うには、僕には鉄分と小学校の思い出が足りないらしい。
魚肉ソーセージではラチが明かない……。僕はワンポイントとしていちごを添えてみた。
「なんだ!そのおざなりないちごは!」と怒鳴られ、僕はセレナーデを口ずさむ。
きゅうり臭い僕は、嫁と姑の間で板挟みにされ、おできが3つ増えた。息子は4つ増えた。
しまった。理不尽な話に主客転倒気味だ。とにかく僕の息子も結局は、どうあがいてもマリオに酷似している。